2017年12月20日水曜日

観光

ホテルが禁煙なので、下にあるコンビニ喫煙スペースで一服する朝。
おはよう、仙台。

数える気力が起きないほど仙台に来ているが、「目的」だけで手一杯で、思えば「仙台観光」をほとんどしたことがない。
今回、観光もしようと目標を立てていた。

とはいえ、観光地は地元友人たちにとって、遠足・社会科見学で行き疲れているだろう。
と、想像する。

例えば、東京の小学生が絶対に国会議事堂見学をするように、青葉城跡、瑞鳳殿はマスト的な。
伊達さまに敬礼! 的な。
ワタシが育った周辺地域の学校は、大体みんなヤマザキパン工場見学もマストであった。
あとどっかの車工場。

というワケで、友人を巻き込む気にならない。
申し訳がないから。
青葉城跡は一回行ったので、今回は瑞鳳殿に行こうと決めていた。
本当に行きたいのは、三角油揚げの店なのだが、こちらは色々遠いので断念。
三角油揚げの道は険しい……いつか行ってやる。

友人とは昼過ぎに合流する予定なので、その頃に駅前に戻ってこられればいいかな~と気軽に出発。

仙台観光

お気に入りのカフェで、朝ご飯でもしようかしらん?
なんて思っていたのに、すき家の前を通ったら
「まぜのっけごはんを食べてみて!」と浅川さんにいわれていたことを思い出す。
わざわざ仙台でその要求に応えることもないのだが、思い立ったが吉日。


ふつーにおいしかったです、浅川さん。

一服がてらのんびりお茶をし、行き方を確認する。
ふむふむ、バスで行くのがベストなのだね。
便利な世の中よ、造作なくバスの時間まで分かるし、近くのバス停も教えてくれる。
余裕でブラブラしていたら、バス停のトラップにハマる。

バス停があり過ぎる。
目当てのバス停にやっと到着したものの、一つのバス停にめっちゃ色んなバスが来る。
普段からバスに乗らないことも仇となり、バス停に着いてからの難易度の高さに吐きそう。

結局、一番わかりやすい路線を選択。
知らない土地では安パイをきる。
一時間ほど予定が狂ったものの無事到着。

ずいずい瑞鳳殿

急に田舎町な感じだ。


分かりづらいかもしれないけど、めっちゃ坂。
えー、坂ー……って気持ちになるくらい坂。
山なのだと思い知る。
そしてちょっと面倒くさくなる。

でも、ロッカーあるから身軽になれるよ!
しかも、100円戻ってくるよ!
早速使用。


しばらく坂道をあがると、杖が。


「え? そんなに山道なの?マジで?
目の前の階段は緩やかだが、もしかしたら天国まで続いているのかもしれない。」
と思い、ひよって借りてみる。

結果的には、杖、邪魔。


入場口で返却するハメになるからご注意ください。
足、腰の弱い、本当に痛みを覚える人だけ使うといいと思います。
ふつーの人は邪魔になるだけ。

ところで。
見学順路がよくわからない。


これ地図。


その目の前に、入口と出口。

なにここ。
ワタシが立っているここはどこ?
出口なんじゃないの??
どうなってるの?

つか、有料だったはず。
入場前にもうお墓がありますよ。


難易度高くない?

まあいいや、
御子様御廟に行ってみよう。
見学しちゃうよ。
しちゃっていいんだよね?


御子様御廟。
五代藩主吉村公以後歴代藩主と、公子公女の墓所だそうです。

ひたすら空気が澄んでいます。
戻って、入口の方へ向かう。


やっと入場料を払う入口発見。

入場。


パワースポットには、必ずもみじがあると某先生がおっしゃっていた。
のを思い出す、もみじ見て。


信じるか信じないかはあなた次第です。

手水舎には龍。


独眼竜だけに?
いや、水の神様だからか。
どっちでもいいか。


立派な涅槃門の横から、入ると、


さらに階段。
両脇には家臣から奉納された灯篭。
知ってる名前ばっかり。


なんだろう?
知ってるんだけどね、歴史上の人物なんだって知ってるんだけどさ、本当にいたんだ~って気になった。
自分でもそう思ったことに驚いたんだけど。
頭が悪い過ぎる感想で(笑)


唐門をくぐると、政宗公がいらっしゃる瑞鳳殿。
戦災で焼失してしまったのが再建されて、なおかつ最近大改修工事が行われたらしい。
めっちゃ美しい。


瑞鳥、めっちゃかわいい。
ぬるんとしてて、かわいい。


唐獅子もかわいい。


QRコードで各種言語の説明が聴ける。
(写真では切れてしまっているけど、下の方にある)
素晴らしい。
無駄に英語で聞いてみた。

もちろん、全然何言ってるかわからなかったよ。


さて、隣に資料館があるので入ってみる。

政宗は、B型。
隻眼と言われているが、頭蓋から両目はある。
見えていたかは分からないけど的なことから、頭がい骨から再現された顔、鎧、武具などが展示されている。

背は、小さい。
顔は、思ったよりゴツイ。
あと、現代的。

資料館では、20分くらいの映像が2作品繰り返し流されている。
空襲で焼失した伊達三代の霊屋が再建されるときに行われた発掘調査。
なかなか興味深いし、お墓を掘り越しているからお坊さんを動員しているのも納得。

この映像を見ているときに、友人が登場。
そう。
ワタシがなんだかんだ1時間ロスした結果、「じゃ、そっち行くよ」とわざわざ来てくれた友人。
申し訳ないです。

が、意外と全然覚えてないということで、ちょっとだけ心が軽くなる。

見学が終わって戻ると、自動ドアが出現!


出るだけ。
入ることはかなわぬ自動ドア。

なるほど。
有料区域は、瑞鳳殿と資料館だけなんだ。
ほかは無料区域なんだ。
と納得。

まあ、苦肉の策というところなんだろう。
入場口、階段の下に作ればよかったのに。

忠宗の感仙殿と綱宗の善応殿は、並んでいる。
それぞれの装飾は、政宗より地味。
それぞれ政宗の装飾のモチーフを分け合っているような印象がある。


そもそも、資料が乏しく、消失前のデザインがわからないまま再建したようだ。
なかなか残念である。
それぞれ時代に則したデザインだったろうに……個性が消えてしまったね。


お次は、妙雲界廟。


九代藩主と十一代藩主夫妻の墓所だそう。


そして順路通り階段を下りると、謎が解けた。
入口と出口の看板がある場所に出たから。

なるほど。
出口ね。
出口って書くしかないわな。

はー。
良い空気を吸ったので、仙台駅に戻る。

たびのおわり

休憩がてら、帰りの時間まで友人とのんびりおしゃべり。


ホットサンドがうまかった。

あー。
日常に帰るの苦痛ー。

ところで、羽生サービスエリアが、鬼平犯科帳の世界。


完全なるテーマパーク化していた。


夜だったから、ほとんど閉まっていて全然楽しめなかったけど、かなりの江戸情緒の溢れっぷり。


昼間に来てみたい。


ここまで外の景色。


これは施設内。
ヴィーナスフォート方式。


そして、帰りに買った酪王ドーナツがおいしすぎて、10個くらい買ってくればよかったと後悔。


東京駅だか神田だかの福島アンテナショップに走って行きたい気分。


あと、帰宅して即「監獄のお姫様」観た。
今日で最終回なんてさみしい。
菅野美穂の、あの独特な大笑いが今日で見納めか。
もっとやればいいのに。
もっとやればいいのに。